来年は車検だなぁと思いながら、ふと家に届いた「新型 CX-8 (2022年次改良版)」試乗会のDM。景品もらえるみたいだし、ちょっと見に行ってみるかのノリで行ったらなぜかとんとん拍子で契約してました。
今回は購入した CX-8 のスペック、価格、おおよその割引額、納期などCX-8購入に関する内容をまとめます。購入を検討している方の参考になればうれしいです。
2023年2月更新:最新の納期情報をこちらにまとめています。
CX-8(2022年12月発売)の魅力
CX-8はマツダの3列シートSUVで、ミニバンを持たないマツダがその穴をカバーするがためにあてがっている主にファミリー層を狙った車種になります。
これまでマツダのミニバンに乗っていた私は「今、マツダはスライドドアのラインナップないし、次は別のメーカーかなぁ」とマツダ地獄からの脱却を企てていたのですが、その企みは失敗に終わることになりました。
CX-8の仕様・特徴はネットで検索していただければ山ほど出てくるので、詳細は割愛しますが、私が魅力に感じた(感じてしまった)特徴をいくつかご紹介します。
コスパがやばい
一番上位グレードのExclusive Modeには以下のような機能が備わっています。
- 全列ナッパレザーシート(白・黒の二色展開)、ソフトパッド、ピアノブラック、メッキ加飾を多く施したリッチな内装
- 1,2列目の電動シート、シートヒータ、ベンチレーション(2列目の電動シート、ベンチレーションは6人乗り選択時)
- BOSE10スピーカーサウンドシステム
- 3ゾーンエアコン
- ヘッドアップディスプレイ
- クルージング&トラフィック・サポート(CTS)、スマート・ブレーキ・サポートを始めとした安全機能
- ハンズフリー機能付パワーリフトゲート
- 電動パーキングブレーキ
- Apple Car Play(無線接続)
- 360°ビューモニタ
これが全部付いてきて、他にもここには書ききれない装備がついた、3列シートのSUVが¥4,440,000~って頭おかしいことやってますよ。倍払ってもこれ全部ついてない車がどれだけあるか。。。
この価格はパワートレインに2.5Lの2WDを選択した場合です。ディーゼルやターボやAWDを選択すると値段は上がります。ただ、上位グレードであってもパワートレインの選択肢を多く準備しておくことで最低価格をより低く抑えることができるのはユーザー的に非常にうれしい商品構成だと思います。
開発、販売している側はバリエーションが増えるだけ大変になるので、これもマツダの企業努力の成果だと思っています。
エクステリアのネガが解消
CX-8はSUVということでこれまではフェンダーアーチやサイドモールは未塗装ブラックの樹脂が使われていました。昨今のSUVではよくみるデザインですが、樹脂の安っぽさ、劣化のしやすさなどから私は好きではなったです。
また、これも昨今の流行りなのか、シルバーメッキパーツをふんだんに施し、ギラついた、イカツイ顔の車が多いですが、正直、エクステリアにシルバーメッキをたくさん施した車は私はあまり好きではないです。
そんな私の好みにガン刺さりしたのが今回のマイナーチェンジで追加になったスポーツアピアランスというグレードです。価格帯は一番上位グレードのExclusive Modeの一つ下に位置するのですが、これまで樹脂だったフェンダーアーチやサイドモールはピアノブラックに塗装され、フロントのシグニチャーウィングと呼ばれる羽のようなメッキ部も黒で塗装されています。
このこれまで無塗装樹脂やシルバーのメッキだったところが黒になり、今まで自分にとってCX-8のエクステリアでネガだった部分が今回なくなりました。
ただ、スポーツをうたうのであれば、25T(2.5Lガソリンターボ)のパワートレインが選択できてもよかったかもしれませんが。
車内の広さと快適さ
これは今回のマイナーチェンジとは関係ないのですが、試乗して車内の広さと快適さに感動しました。今まで運転席の自分は暑い!助手席のかみさんは寒い!後ろの子供はエアコンの風がこない!とカオスな状態によく陥っていたのですが、試乗で体験した3ゾーンのエアコンで全て解決しました。
また、これまで冬はかみさんが運転する時、手が寒い寒いと言っていたのですが、ハンドルやシートのヒーターを体験するともう戻れなくなってしまいます。
2列目、3列目の広さや、トランクの大きさ、トランク下の隠し収納など、キャンプの荷物を載せても快適にドライブができそうなのも非常に魅力に感じました。
スライドドアの便利さを差し引いてもメリットの方が多いのかなぁと感じました。
グレードと価格
私が契約したグレードとオプションをざっとまとめると、以下のような感じです。
- スポーツアピアランス 25S 2WD 無償カラー 7人乗り
- メーカーオプションなし(BOSEなし、サンルーフなし、ルーフレールなし)
- ショップオプション DVD/CDプレイヤー、リアシートモニター、ETC、フロアマット
- パックDEメンテ
ナビはAndroid AutoやApple Car Playの制度や使いやすさを見てから決めようと思いました。DVDは子供がいつも見ているので、避けられないオプションです。また、BOSEを付けるとユニット分トランクが狭くなるので、選択しませんでした。
ただ、リセールを考える人にはサンルーフやBOSEを付けた方がよいのかもしれません。Webで見積もった結果がこちらです。
これに加えパックDEメンテが¥115,148が別途かかるので、見積もり総額¥4,689,437といった感じになると思います。実際、販売店から提示された見積もおおよそ同じような額の見積もりでした。ここから値引き交渉になります。
値引き、下取り、総額は?
割引は販売店により異なるかと思いますが、私がいつも買っているマツダ(関東・白店舗)は以下のような値引きになりました。
- ショップオプション値引き ¥65,000
- 車両値引き ¥270,000
合計¥335,000値引きで総額約¥4,340,000といったところになりました。マイチェン前のCX-8であればもっと引けたそうなのですが、まだ出て間もない2022年モデルだとここが限界だといわれました。
ここで買い渋っていたところ、「値引きは無理だが、下取りでもう少し頑張れます」と提案いただきました。大した値が付かないと思っていた10年近く乗って距離もそこそこいっている今の車(新車価格は¥2,000,000)の下取り額を頑張っていただき、結果、手出し総額¥3,800,000で購入できることになりました。
中古車市場が高騰しているのはニュースなどでよく見ていたのですが、正直、自分の車は関係ないんだろうなぁと他人事のように思っていました。しかし、予想外に高値を付けていただけました。値段が高かったのも嬉しかったのですが、自分がこれまで大事に乗ってきた、そのことを評価されたように感じられたことも非常に嬉しく思いました。
結果、これが決定打となり、車検で15万出して2年乗るより、このタイミングで乗り換えた方がよいだろうという結論に達しました。
納期は?
コロナの半導体不足の影響で車の納期がどこのメーカーも遅れているのが現状です。ランクルは4年とも5年ともいわれていますし、受注を止めているような車種もいくつかあります。
11月中旬契約したCX-8ですが、1月生産→2月納車の予定となるようです。ちなみに、CX-8自体の生産開始は12月からで、最速で契約されていた人は1月中の納車予定だそうです。
ただ、半導体不足はまだ解消されたわけではないので、予定より遅れるリスクもあるようです。他のメーカーに比べると比較的ましなのはマツダだからかもしれません。
何にしても、このご時世に3~4か月で納車されるのは早い方だと思いますし、納車が楽しみです。
おわりに
今年モデルチェンジが噂されているトヨタのランクルプラド、JeepのミドルサイズSUVコマンダー、プジョー5008、新型エクストレイル、などなど色々な3列SUVを見て、比較検討して車を買いたかったのですが、またマツダにやられました。
マツダ地獄どっぷりですが、昔のマツダ地獄と現在のマツダ地獄は少し変わってきているようにも感じます。
昔は「マツダ買う→マツダ以外下取り低い→しゃーなくまたマツダ買う」 だったのが、昨今は「安いからマツダ買う→デザイン・内外装がいいからマツダ買う→走りがいいからマツダ買う」のように自ら地獄に足を踏み入れていくような変化を自身を通して感じています。(過去の地獄に飼いならされて、単に感覚がマヒしているだけかもしれませんが・・・)
全部デミオに見えるとか、販売店が小汚いとか、売るのが下手くそとか、リセール悪いとか、インフルエンサーは褒めるけど買うやついないとか、色々悪口も言われていますがそういった不器用なところもマツダの魅力だったりします。
納車されたらまた詳細を記事にしていこうと思います。
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