今回はそろばんLesson2 足し算引き算のその1になります。ここでは足し算や引き算の結果に繰り上がり、繰り下がりが発生しない範囲の問題を扱います。
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そろばんを使った足し算
一珠のみの足し算
1+1を考えます。数字の1はそろばんで表現すると以下になります。
+
1+1をする場合、単純にこれらを足し合わせればいいので、以下のように珠を動かします。1に一珠を追加して、結果は2となりますね。
五珠を使う足し算
五珠を使う足し算、1+6を考えます。足し算する数字はそろばんを使うと以下のように表現されます。
+
数字位置に対して6を足し合わせればいいので、以下のように珠を動かします。1に一珠と五珠を追加して、結果は6となりますね。
これらが、最も単純な足し算になります。
一珠だけの引き算
続いて1-1を例に引き算を考えます。そろばんで表現すると、先ほどの足し算と同じように以下になります。
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1から1を取り除けばいいので、この計算は以下のように計算し、答えは0となります。
五珠を使う引き算
最後に五珠を使う引き算を7-6を例に考えます。7と6をそろばんで表現すると以下になります。
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これも単純に7のそろばんから6を引けばよいので、以下のようになります。
指の動き
繰り上がり、繰り下がりのない足し算引き算の説明は以上となりますが、いかがでしょうか?二つの数を足し合わせる単純な珠の動きになりますので、計算自体はそこまで難しいものではないかと思います。
では、珠を動かす際、どの指をつかうべきでしょうか?そろばんで使用する指は親指と人差し指です。ルールは非常に簡単です。
- 珠を増やす方向に動かすときは時は親指で一珠、人差し指で五珠を操作する
- 一珠のみを減らす方向に動かす時は人差し指で操作する
- 五珠と一珠を同時に動かす時は五珠を人差し指、一珠を親指で操作する
このルールは今度どのような演算の時も共通のルールですので、今のうちに癖づけるようにしましょう。
練習問題1 加算の練習
以下の加算をしましょう。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
3 |
1 1 2 ──── |
2 6 1 ──── |
5 1 1 ──── |
1 |
6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
6 1 2 ──── |
3 5 1 ──── |
2 6 1 ──── |
1 5 1 ──── |
1 1 1 ──── |
練習問題2 減算の練習
以下の加算、減算をしましょう。「ー」表記がある場合は引き算になります。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
3 |
1 1 -2 ──── |
2 2 -1 ──── |
2 -1 6 ──── |
7 |
|
||||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
1 -1 1 ──── |
2 -1 2 ──── |
3 6 -8 ──── |
4 -2 -1 ──── |
9 -2 -6 ──── |
まとめ
今回は繰り下がり、繰り上がりのない足し算、引き算の方法について説明しました。計算自体はそこまで難しくありませんが、正しい指が使えているかがポイントとなります。指の使いかたは繰り上がりや繰り下がりが必要な計算においても基礎となりますので、絶対に間違った指にならないよう、練習しましょう。
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