マウスコンピュータ m-Book K700XN-M2SH5のレビューになります。最近はコロナの影響で家のPCを触ることも増え、これまで使用していた10年前のVAIOにも限界を感じたので新たなPCを新調することとしました。以下のスペックを満たすPCでなるべく安いものを探していました。
- ノートPC(持ち出さないので大きくても可)
- NVMeのSSDで高速起動
- ストレージ容量は2TB以上
- CPUはなるべく高スペック GPUもあるとよし
もともと、PCに疎いので、細かいスペックや価格帯はわからないので10万円くらいでなんとかならんものかなぁと思って探して見つけたのがこのm-Book K700XN-M2SH5になります。
スペックと価格
マウスコンピュータはベースのスペックから、オプションを追加したり、部品をアップグレードすることで、自分の希望に合ったスペックのPCを組むことができます。m-Book K700XN-M2SH5のベーススペックは以下のようになっており、これだけでも十分満足できるスペックになっているかと思います。
OS | Windows 10 Home 64ビット |
CPU | インンテル® Core™ i7-9750H プロセッサー |
グラフィックス | GeForce® MX250 |
メモリ | 32GB (16GB×2 / PC4-21300 DDR4 SODIMM) |
SSD | 512GB (NVMe対応) |
ハードディスク | 1TB |
液晶パネル |
15.6型 フルHDノングレア IPSパネル |
動作時間 |
約 7.4時間 |
本体寸法 幅×奥行き×高さ | 361×258×24.9 |
重量(標準バッテリー使用時) | 約 2.1kg |
このスペックで価格は¥119,800(キャンペーンで-¥10.000でした)。他を探してもなかなかこのコスパを超えるPCはありませんでした。ただ、持ち運ぶ方にとってはやはりサイズが大きいとスペックの時点で感じました。(外観、寸法については後述)
私は子供の写真、動画保存のためHDDストレージのサイズアップ+SSD化と、より起動を早くしたかったので、SSDのスペックをオプションで追加しました。
SSD | 512GB NVMe SSD ( SAMSUNG PM981a / M.2 PCIe Gen3 x4 接続 ) 最大3,500MB/s超の連続読み出し性能! | +¥8,800 |
ハードディスク | 2TB SSD ( Crucial MX500 / SATA3 / 6Gbps 対応 ) | +¥41,800 |
今考えると2TBのSSDはもったいなかったかなぁとも思いますが、買って開けて換装という手間をかけたくないのと、自分で換装作業すると必ずハプニングが起きそうな気がしたので、情弱と言われようともオプションで追加しました。ちなみにこれでトータル¥170,400です。さらに¥3.000の送料と消費税で¥190.740でした。10万のつもりが結局こうなりました。
納品までは発注から手元に届くまでだいたい3週間ほどかかります。他のモデルだと1~2週間なので、人気があることが伺えます。
開封
発送は佐川で発送後翌日に届きました。黄色い箱で中に本体、サポートマニュアル、保証書、バッテリー、ACアダプタが入っていました。


外観
外観はプラスチックですが、そこまで安っぽさはありません。艶消し感はそこまでないので、触れば指紋が若干目立ちます。再度にはUSB3.0×2と2.0×1、イヤホン、マイクなど、背面にHDMI、DisplayPort、LAN、電源ケーブルなどが配置されています。
背面の電源ケーブル、外部出力、LANケーブルは賛否両論あるかと思いますが、家の机に置きっぱなしで使用する私にとってはかなり神レイアウトです。サイドに不要にケーブルが出ずすっきりとした見た目になります。




ディスプレイは上左右のベゼルは広くもなく狭くもなくといった感じですが、底面からディスプレイのオフセットが広いです。この見た目は個人的にはあまり好きではなくマイナスポイントでした。

持った感じですが、仕様の2.1kgほどの重さは感じませんでした。HDDもSSDにしているからかもしれません。ただ、持ってみるとプラスチック感が強調されるせいか、若干の安っぽさを感じました。
ストレージ
容量
SSDの容量、性能が一番気になっていたので確認していきます。まずは、ドライブの空き容量から。NVMeのCドライブの方が433G/475GB、SATA3 SSDのDドライブが1862GB/1863GBとなっています。

性能
続いて性能ですが、Crystal Disk Markで測定していきます。NVMeのCドライブの方がシーケンシャルReadで3,482MB/s、Writeで2,866MB/s、SATA3 SSDのDドライブがシーケンシャルReadで557MB/s、Writeで498MB/sとなり、NVMeのオプションで選択した際にあったMax 3,500MB/sに近い値が出ていました。


起動終了時間
最後に起動終了時間を測定しました。ストップウォッチで、電源OFFからログイン画面表示まで約15秒、パスワード入力からWindowsの壁紙表示まで3秒でした。
終了時間は約6秒、どちらもストレスを感じない性能で満足しています。
悪かった点
一番気にしていたストレージの性能は期待通りで大変満足しています。ただ、気に入らない点もいくつかあります。
バッテリー容量
スペックは動作時間7.4時間とありますが、満充電時、表示で3時間1分なので、実際に使用できるのは3時間切ってくるかと思います。この時間をスペックとして本来載せるべき値のように思います。

ファン音
通常時は無音ですが、負荷をかけた時のファン音がなかなかワイルドです。作業の途中でAC電源につないだところ、充電中はバッテリー温度の上昇に伴ってこのファン音がちょくちょくなっていました。満充電で鳴りやみましたが、負荷のある作業が多い方は気を付けたほうがよいかもしれません。
少し安っぽい
これまで、見た目含めてノートPCを買ってきたので、それらに比べるとどうしても安っぽさを感じてしましまいた。プラスチック感も多少あるので、剛性に劣る分、ちゃちさも感じます。
まとめ
全体的に非常に満足いく商品でした。UnityやAndroid Studioもサクサク動き、ストレージサイズも十分なので、子供の写真や動画のテンポラリとしても十分な領域です。外装やファン音など、気になる点もありますが、持ち運ばないのであれば、十分我慢できる範囲であると思います。
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