今回で足し算引き算のレッスンは最後になります。ここまでのレッスンを乗り越えていれば、もうゴールはすぐそこです。
このレッスンでは桁上がりの際にさらに次の桁に桁上がりしたり、桁下がりの際にもう一つ上の桁から桁下がりするような計算になります。
本ページで取り扱っているレッスンはアプリでも試していただくことができます。アプリはこちらからダウンロード。
桁上がりの足し算
足し算で桁上がりが発生した時、次の桁が4または9の時は注意が必要です。上がる桁が4の時は4+1=5なので、五珠を使わなければなりません。また、上がる桁が9の時は9+1=10なので、その次の桁に桁上げしなければいけません。ここではそういった計算のやり方を例を交えて説明します。
上がる桁の数が4の時
桁上がりで次の桁に1足しますが、その桁が4の時の計算を説明します。ここでは例として45+6を考えます。Lesson6までで、5+6の計算はできるようになっているかと思います。2桁目が4なので、1足す時、気を付けて以下のように計算しましょう。
上がる桁の数が9の時
桁上がりで次の桁に1足しますが、その桁が9の時の計算を説明します。ここでは例として94+7を考えます。先ほどと同様、Lesson6までで、4+7の計算はできるようになっているかと思います。2桁目が9なので、繰り上がりの際は次の次の桁まで繰り上がることに注意して、以下のように計算しましょう。
桁下がりの引き算
引き算で桁下がり発生した時、下がる桁が5または0の時は注意が必要です。下がる桁が5の時は5-1=4なので、五珠を使わなければなりません。また、下がる桁が0の時は0-1はできないので、その次の桁からー1しなければなりません。ここではそういった計算のやり方を例を交えて説明します。
下がる桁の数が5の時
下げる桁の数が5の時の計算を54-7を例に説明します。4から7は引けないので、次の桁をー1しますが、その時五珠を使う必要があります。そこに注意して以下のように計算します。
桁下がりの際に5-1が発生するのでそこの計算に注意しましょう。
下がる桁の数が0の時
下がる桁の数が0の時の計算を102-8を例に説明します。十の位が0なので、桁下がりでー1することができません。このような時はその次の桁を1減らして計算します。
次の次の桁も0だった場合はその次の桁からー1します。
複数桁の桁上がり桁下がり
最後に2桁以上桁が上がったり下がったりする時を説明します。これが正真正銘最後の説明になります。
2桁以上の桁上がり
先ほどは94+7で百の位に桁上がりする計算をしました。ここでは2桁以上桁が上がる計算を994+7を例に説明します。百の位に桁上がりする時、百の位も9なので、千の位まで桁を上げる点に注意して以下のように計算します。
2桁以上上の桁からの桁下がり
先ほどは102-8で百の位から桁下がり計算をしました。ここでは2桁以上上の桁から下がる計算を1002-8を例に説明します。百の位が0なので、千の位から桁下がりする点に注意して以下のように計算します。
練習問題
練習問題を解きましょう。間違えた場合は計算の過程をしっかりと確認し、何度も反復練習しましょう。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 |
35 |
48 -23 29 ──── |
32 18 -45 ──── |
65 38 23 ──── |
25 |
6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
23 41 -17 ──── |
82 -35 -22 ──── |
76 48 -27 ──── |
38 92 -33 ──── |
68 75 -45 ──── |
まとめ
7回にわたって説明してきたそろばんでの足し算、引き算の解説は今回で最後になります。ここまでをしっかりマスターしておけば、桁がいくら増えようと、そろばんさえあれば計算できるようになります。また、指が慣れて頭にそろばんが浮かぶようになれば、子供の脳であれば3桁程度の計算は簡単に暗算できるようになります。
以前、こちらでお話しした通り、幼児教育にそろばんを取り入れることで、小学校の算数の苦労は格段に減ります。ひっ算の検算に暗算が使えるので正答率も格段に上がることでしょう。自粛で家庭の時間が増えた今だからこそ、是非挑戦してみていただければと思います。
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