【Google Play】アプリの審査で非承認を食らったので原因を調べる

Android

 ただ今、植物の観察日記をつけるアプリをリリース審査中ですが、つい先ほどこのようなメールがきました。

Publishing status: Rejected

 超絶健全なアプリのつもりだったのですが、いったい何がダメだったのか、分析して修正、再審査していきたいと思います。

Goal

Google Play Consoleでアプリを審査に通す!




非承認の原因分析

メール詳細

 受信したメールにはまず、以下のように書かれていました。

Issue: Violation of Families Policy Requirements

 つまり、ファミリーポリシー要件に反していると。確かにこのアプリはターゲット ユーザーおよびコンテンツの設定でファミリー向けアプリに指定していました。そのポリシーに反するということらしいです。で、どのようなポリシーに違反しているか

Designed for Families eligibility
After careful consideration, we have determined that your app does not meet our eligibility criteria for the Designed for Families program. Apps in the program must be specifically designed for children or families, have a rating of E or E10+, and include relevant app information.

Here are some examples of common apps that are ineligible for the program:

  • Apps that are rated ESRB Everyone but contain ads for gambling or any inappropriate content
  • Apps for parents or care-givers (e.g., breastfeeding tracker, developmental guide)
  • Parent guides or device management apps that are only intended for use by parents or care-givers

 ファミリー向け設計の適合を満たしていないらしいです。そしてこう判定されたアプリケーションのいくつかの例として、以下が挙げられています。

  • ESRBのEveryoneにレーティングされているにも関わらず、ギャンブルやそのた不適切な広告が含まれている
  • 親や世話人向け(乳児の成長の記録や発育ガイドとかのAPPじゃない?)
  • 親や世話人のみが使用することを意図された親のガイドまたはデバイス管理アプリじゃない?

 要は、本当に子供向けのアプリ?変な広告出てこない?という理由で拒否されたようです。

不適切な広告

 広告が不適切ではないか調べてみました。広告はAdmobを使用しているので安心しきっていましたが、実は色々と設定があるようです。ファミリー向けAPPのレーティングを満たすためには広告を表示する際の処理を以下のように書いてやる必要があるようです。

//AdRequest adRequest = new AdRequest.Builder().Build();
AdRequest adRequest = new AdRequest.Builder().TagForChildDirectedTreatment(true).Build();

 TagForChildDirectedTreatment(true)を指定し、子供に安心な広告しかでないようにできるようです。また、Admobのページからもアプリ毎にデリケートなカテゴリから怪しいカテゴリをブロック設定することもできます。

 この辺をしっかり設定しておけば、広告の内容的にはOKになるはずです。

広告の表示方法

 広告の表示方法にも気を付けなければいけません。こちらにファミリー向けアプリの広告表示方法の違反例が記載されています。簡単にまとめると以下のような表示方法はNGです。

  • 広告を閉じる方法が難しい(閉じようとしたら広告が逃げる)または、閉じる方法がわかりにくい
  • ひとつのバナーに複数の広告を表示
  • アプリのコンテンツっぽいのに実は広告(アプリの中に溶け込んだアイコンやボタン)
  • 自分のアプリの広告も、そのアプリとは別物であることがわからなければならない
  • 交換条件として広告を表示する(広告をクリックしないと先へ進めない、広告クリックと引き換えに何かアイテムが手に入るなど)
  • アプリの通常使用を妨げる形で広告を入れる

 通常使用を妨げる形というのは判断基準が難しいので、もしこれに該当すると、画面のデザインから見直しが必要なので、厄介です。大人なら問題なく操作できても子供だと妨げられていると感じる可能性もあるので・・明確なクライテリアがないのはつらいです。

大人向け(親)のアプリでないか?

 アプリとしては植物の観察日記をつけるものなので、子供でも扱えますが6歳からをカバーできているかというと微妙かもしれません。日記に文字入力も必要ですし、気温や湿度といった概念も出てくるので、6歳にはちょっときついかもしれません。。

対策

 色々と対策を考えましたが、結局レーティングを上げてファミリー向けにしないことにしました。理由は

  • そもそも13歳未満が自分のスマホでこのアプリを落として植物の観察日記付けないだろ
  • 広告の配置を見直す→UIを見直す のがしんどい
  • 具体的にこれがダメとわかっていないので、対策自体無意味でまた再審査を食らう可能性があり、それがめんどう

 ファミリー向けにこだわらないので、レーティングを上げて再審査を請求しました。

まとめ

 初めて、アプリの非承認を食らい少々、へこんでいます。ただ、アプリを作って、リリースする中で、プライバシーポリシーについてや、レーティングなどルールに基づいたアプリを作っていくことの難しさを体験するのは非常にいい経験になっていると思います。(普段は仕事のプログラミングはレイヤが低いので、この辺はあまり意識していません。。)

 再申請の結果はこちらに追記する予定です。

7/8 追記

 アプリが無事承認されました。

コメント