[小学校低学年] 中学受験 を見据えた算数の学習の進め方

Life

先日、妻が 中学受験 の有名塾や気になっている個人塾の説明会を一通り周り終えました。入塾するつもりはないのですが、実力テストの名目でいくつか入塾テストも受けさせてみました。

その問題を見て思った「中学受験を見据えた小学校低学年の算数」とはこういうものなのだな、というのを私なりに思うところがあったので残しておこうと思います。




計算スキルと論理的な考え方

どの有名塾も個人塾も計算するスキルに加えて論理的な考え方や文章を読み解く力を養うことに重点を置いているように感じました。

計算スキルを問う問題

計算するスキルとは例えば、ひっ算による足し算引き算、単位の変換、九九、時間やグラフ、など、やり方を覚えていればできる問題です。

これらは学校の授業や教科書をきちんとやっていて時間をかければ解ける問題で、基礎的な学力を測定する問題だと感じました。

論理的な考えを問う問題

計算スキルはほどほどに、多くの塾で重点を置いていると感じたのが、「文章で書いてある問題を読み解き、論理的な思考で解くことができるか?」という問題です。昔のように、太郎君が100円持っていて50円拾いました、持っているお金はいくらになったでしょう?みたいなものも、もちろんあるのですが、4,5人の登場人物があるルールに沿ったゲームや活動を行い、どういう結果になったか?や結果に到達するにはどういう過程であったかを答えさせる問題がよく出題されていました。

これを解くには、その問題を読み込んでルールを理解する力論理的に間違っているルートを消して正しい答えに導く力が必要だと思います。少なくともアラフォーの自分が子供のころ学習した算数とは違うものだと実感しました。

論理的思考を鍛える問題集

ここでは子供に実際にやらせている問題集をご紹介します。

きらめき算数脳

有名学習塾サピックスから出版されているきらめき算数脳です。うちの子供は1年生の頃から一日一枚程度こなしていました。

内容は★1~★3で難易度が表記されている文章題で構成されており、★3はかなり歯ごたえがあります。そして、ほぼ全ての問題で論理的思考が問われます。

もちろん、適当に答えを当てはめて正解を導きだすこともできる問題もありますが、そのやり方だと★3の問題でかならず行き詰まることになるでしょう。

うちの子は最初のうちは難しい問題は泣きながら解いていましたが、1,2年生向けのものを二週し(2冊買った)、2,3年生向けの問題集をやる頃にはだいぶ慣れ、 3,4年生向けの問題集 の★3を一人で解けるくらいにはなってきました。

★1を一人で解けた時、得意げに解説をしてくれていたのですが、それの繰り返しが良かったように思います。解き方を人に説明することで自分の理解も深まりますし、間違った解き方に気づくこともできます。大人が説明するのも難しい問題もたまにありますが、子供と一緒になって論理的思考を養っていくことが大事だと思いました。

もちろん、解説してと強要するのではなく、褒めて「どうやってやったの、教えてほしいな」と自然と教えたくなるような流れで解説を引き出していきます。

今回の入塾テストでサピックスも受けたのですが、 サピックス が出版したということもあり、きらめき算数脳と似たようなノリの問題が出題されていました。難易度は大体★2~3程度の問題が出題されていたように思います。もしサピックスの入塾を検討されているのであれば、必須の問題集ではないでしょうか。

スーパーエリート問題集

正直、強烈な問題集だと思いました。最初は小学校1年生にこれをやらせるのはだと思いました。

1年生向けのものはおまけで冊子がついていて、一見、かわいらしい内容の文章題なのですが、中身は考えさせられるものばかり。本書の方も標準レベル、発展レベル、トップレベルとレベルが分かれているのですが、トップレベルは泣きながらやっていました。

問題自体は普通の足し算引き算もあるのですが、レベルが上がるにつれ高度になっていきます。例えば、並んだ数字の規則を見つけて埋める問題や、複数人にものを分配するにあたり、数の差と全体の数がわかっている中でそれぞれの数を求める問題など、多種多様。コツ、勘所がわからない1年生にはかなりきついです。

ただ、これも2年生向けになると、少し難易度が落ちついてきます。一人でトップレベルを解けた時は本当にうれしそうでした。

解けなくて悔しいと思うのか、解けないからもうやりたくないと思うのか、子供の性格を見極めたうえで少しづつ進めていきたい問題集です。でないと一気に算数が嫌いになってしまうと思います。

天才ドリルの図形シリーズ

図形、特に立体は想像したり書いたりするのが最初は難しいものです。天才ドリルの図形シリーズは点をつないで立体図形を書くことで、立体の見え方や隠れた部分や欠けた部分の形を正しく把握する力を養います。

時間をかけてやれば、必ず書ききれるので、難易度は上で紹介した書籍より簡単ですが、2分以内、3分以内と目標時間が書いてあります。定規を使ってなるべく早く、きれいに書ききる練習が大事になります。

日常生活で鍛える論理的思考

問題集をやるのも大切ですが、日ごろの生活や遊びの中で論理的思考を鍛えるように仕向けていくのも親の役割だと思います。

論理的思考とは具体的にどんなことか

ここまで論理的思考という言葉を使って話してきましたが、私の考える小学校低学年で養っておきたい論理的思考とは簡単にいうと、まずは以下の2点だと思っています。

  • Aならば必ずBとなる
  • Aならば必ずBとはならない

つまり、「Aだから絶対Bだよねー」とか「Aだから絶対Bじゃないよねー」といった思考です。これを何度か繰り返すことで、課題の答えにたどり着くことができる問題が多いです。もちろん、高学年になるにつれて、応用が必要になってきますが、低学年のうちは、まずはこの考え方をできるように子供に教えています。

例えば遊園地で

よく行く遊園地では2000円の回数券を買います。子供は600円のジェットコースターにとにかくたくさん乗りたいというのですが、チケットを余らせないようによく考えて使いなさいと言って渡します。

何も考えず3回乗ってしまうと200円余り、200円の乗り物がないのでチケットを余らせてしまう事になるのをうまく気づかせて、ぴったり使いきれるように考えさせる。お金の計算できることも大事ですが、もし3回乗ると絶対にちょうど使いきれないということを自分で気づけることが大事だと思っています。

そして、2回乗る場合に使いきれるかどうかを検討し始めます。

このように、チケットを使い切って、ジェットコースターに一番多く乗れるようにすることを自分で考えさせることは本人にとって楽しいことなので苦にならず、自然と論理的な考えが養われます。

例えば動物園で

動物園ではどういうルートで動物を見て回るかを計画します。子供の足で全てを見て回って、さらに時間が決まっているイベントもあったり、ご飯を食べたりもするので、絶対に見たい動物やイベントに順位をつけてルートを決めます。

一見、普通のことのように思いますが、優先順位をつけさせるというのが結構大事だと思っています。子供は楽しいことは全部やりたいと思うのが普通で、全部詰め込もうとすると、結局ほんとに行きたかったところや見たかったものにたどり着けないということになったりもするでしょう。実際にそういった失敗体験をさせておくのも大事かと思います。

優先順位をつけることは成果や成功確率を最大化することにつながります。もちろん、局所的に最適化するだけでは全体の最適化にはならないのですが、何も考えていないよりははるかに良いです。

おわりに

アラフォーの私も小学生高学年で塾に行っていましたが、当時の塾とはまったく別物と思っていいと感じました。もちろん、昔ながらの問題もあるのですが、覚えて解くのではなく、導き出して解くという問題が多いなぁというのが感想です。(表現がわかりにくくて申し訳ないですが。。)

そして導き出すためには論理的に物事を考えることが大事で、問題集に頼るだけでなく、常日頃の遊びの中にもそういった思考を意識することが大事だと思いました。

子供に対しては塾に入れて難しい学校に合格させることが目的ではなく、生きる力や賢さを持った大人に成長してほしいと思っています。また、子供が将来なりたいものや、やりたいことをかなえられるように今のうちになるべく裾野を広げておいてやることが大事だとも思います。

一方で、現実はまだまだ学歴が必要な社会だと思いますし、ある程度の職業資格取得には大学卒業や課程の取得が必要なので、受験も避けられないとは思いますが。。。

子供に無理をさせないよう、バランスよくやっていきたですがなかなか難しいですね。。。

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