【低学年向け 中学受験 に向けた算数】色々な四角形【第9回】

教育

 今回のテーマは色々な四角形です。これまで色々な三角形や多角形の特徴について学んできました。同じ四角形といっても色々な種類があるので、特徴と共に学んでいきます。

 この記事はうちの子が3年生で学習した算数を振り返り、解説を備忘録的にまとめておこうというシリーズ。教え方は学校の先生、塾の先生、親など教える人それぞれだと思いますので、参考程度にみていただければと思います。

 中学受験は算数がキモといっても過言ではありません。論理的思考はどの教科を学ぶにおいても重要となる、鍛えておくべき力だと個人的には思っています。

 問題・解答はPCで作図するより手書きが一番早いので、手書きでまとめています。少々見辛い箇所もあるかと思いますが、ご了承ください。

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四角形は進化する

 四角形も三角形と同じように色々な種類があります。四角形はポケモンと同じように進化します。進化の過程を見てみましょう。

 このように、特徴がどんどん追加されながら四角形→台形→平行四辺形→ひし形、長方形→正方形と名前を変えていきます。それぞれの四角形の特徴を見ていきましょう。

四角形

 なんの特徴もない、いびつな形の四角形です。辺が4本、角が4つ、内角の和が360°、といった特徴を持ちます。これらは四角形であれば必ず持っている特徴です。

台形

 ただの四角形が少し進化します。向き合う辺が1組だけ平行という特徴を持ちます。台のような形をしているので台形です。

平行四辺形

 台形が少し進化します。向き合う辺2組が平行という特徴を持ちます。また、向かい合う角が等しいです。これは以前学習した≠の規則を思い出せば導けるはずです。平行四辺形を実際に書いて、角度が同じことを確認してみてください。

ひし形

 平行四辺形から進化がひし形と長方形に分かれます。平行四辺形の全ての辺の長さを等しくした形がひし形です。全ての辺が平行や向かい合う角が同じ角度という特徴は平行四辺形から引き継いでいます。

長方形

 平行四辺形から進化がひし形と長方形に分かれます。平行四辺形の全ての角を直角(90°)にした形が長方形です。全ての辺が平行や向かい合う角が同じ角度という特徴は平行四辺形から引き継いでいます。

正方形

 進化の最終形態なのが正方形です。これまで紹介した四角形の特徴を全て持っている最強の四角形といっても過言ではありません。

 全ての辺が同じ長さ、全ての角が直角、向かい合う辺が平行、内角の和が360°というように、全ての特徴を持っています。

まとめ

 色々な四角形を進化になぞらえて紹介してみました。大事なのは、どういった特徴を足していけば四角形は進化するか?というのを覚えることです。

 例えば、長方形は?と聞かれたら「全部の角が直角の横長の四角形」と答えるかと思いますが、そこには「向かい合う辺が平行である」という平行四辺形の特徴であったり、内角の和が360°であるという四角形の特徴もしっかり受け継いでいるというのを忘れてはいけません。

 進化の過程を理解することで、その四角形の暗に意味する特徴も意識するようにしましょう。

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